賃貸マンション・アパートの大規模修繕工事。オーナーさん楽な時代じゃありません…(涙)
どんな建物でも、メンテナンスは必要です。何もしなければ、月日とともに、傷んで行きます。では、いつ、だれが、こんな工事をするのか。
分譲マンションにお住いの方々は、毎月管理費とともに、修繕積立金を払っています。この自分たちの払ったお金が積み立てられ、管理組合、管理会社を通じて、長期の修繕計画に従い、大規模修繕工事に使われていきます。自分たちの財産は自分たちで守る訳です。
では、賃貸マンション・ビル・アパートはどうでしょう?
木造アパート、鉄筋コンクリートのマンション、建物の構造、大小有れど、オーナーの財産であり、メンテナンスするもしないも、オーナー次第、所有者次第なわけです。
ましてや、写真のような鉄筋コンクリート高層階の賃貸マンション・ビルともなれば、大規模に足場を組み、ひと月単位の時間がかかり、多額の費用がかかります。一千万以上かかる工事も…
当社管理物件の外壁改修工事が先月から始まりました
賃貸マンションやアパートで、分譲マンションのように、長期の修繕計画を立てて、計画通りに改修工事がきちんと行われている建物がどれだけあるでしょうか。
オーナー一人で費用を捻出する訳ですから、そう簡単にはいきません。
また、修繕工事を必要とする築年数の物件ともなると、前オーナーから引き継いで代替わりをしていたり、購入した新オーナーとなって数年たっていたり、新築したころの賃貸経営の計画とは、全く違った環境になっている事も多いからです。
しかし、痛みをそのままにしていれば、賃貸の借り手は減る一方でしょう。借り手に選ばれ続ける賃貸物件を維持しなければなりません。そもそも、建物が使えなくなってしまっては大変です。
先月から始まった当社管理物件の工事。外壁改修工事が落ち着く来月には、エレベーター改修工事が始まります。ここまで、一度にできることは、なかなか難しいと思います。
オーナーの建物の将来計画に従った判断には頭が下がります。
足場を立てる所が貸している駐車場にも掛かっており、近隣への移動をお願いするところから始まりました。足場が建って、下地調査、コーキング、下地補修工事、外壁タイル洗浄、塗装工事、防水工事などへと続いていきます。
現場に顔を出し、職人さんと話したり、入居者の方とお話しして意見を伺うと、色々な事が聞けました。業者さんやオーナーさんへフィードバックをしなければいけません。
この物件だけでなく、昨年から、貸家(一戸建て)、木造アパートの雨漏りから、屋根工事、ビルの外壁改修工事、と、当社管理の物件では、多数の改修工事が行われています。また、当社と当社の関係業者にご信頼いただき、管理物件をお任せいただいたり、アドバイスを求めてお問い合わせいただくケースも増えてきました。
近年の気候変動は、やはり影響があるのかもしれません。梅雨入り前に、この工事は終了させる予定です。その後の台風の時期も心配ですね。
入居者の方の生活を守る為、オーナーさんご自身の財産を守る為、ご相談があればお気軽にお問い合わせください。

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